2013年7月16日火曜日

満開のズミを食べるツキノワグマ

夕暮れ時ゆえの低照度と逆光に加えて、欲張り過ぎた超望遠・・により、
画質の低下は否めませんが、ずっと撮りたかった光景の一つです。
来年も、、もしフィールドに通う事が出来たら、ぜひリベンジしたい。 
野生動物との出逢いは、本当に巡りあいなので、こんな光景に出逢えてラッキー(と、思おう)
                                   
撮影できるのは年に一度、ズミの花が満開になる
ほんの数日の間だけです。





こちらは望遠を抑えたクリップ。
画質は、まだこちらの方が良いです。



2013年7月15日月曜日

大熊の選択

登りは得意なクマだけど、
下りはそれほど得意ではないみたい。
クマも考え、道を行く。

「ここ、イケるかな?」





動画リンク:http://youtu.be/bd-4_oAdvsQ


2013年7月8日月曜日

『ツキノワグマ、カモフラージュ』 (動画)

 

動物の形や色には、何かしらの意味がある。例えば、岩場を好適地とするカモシカを遠くから眺めると、見事なまでに周囲に溶け込む。長い進化の過程を経て、生存競争を生き延びた先にある動物の形態には必ず意味があるのだ。  

では、何故クマは黒いのだろう? 黒いという事に、どんな意味があるのだろう。ずっと謎だったのだけれど、ある日クマを撮影していて、ふと気がついた。   一度、クマが茂みに隠れると、完全に溶け込んでしまうのだ。動かない限り、そこにクマがいるなんて分からない。1000mmオーバーの超望遠でこれなのだから、一度ファインダーから目を外すと、肉眼でクマを捉える事は不可能に近い。

 最初は、姿を見せないクマを撮影しながら、『いい映像ではないなぁ・・』と思っていたのだけれど、一つの気付きで何倍も意味のある映像になった。野生動物の形態こそ、究極の機能美。それに気がついた時にこそ、動物が輝く。  

 【動画:僕を警戒し、茂みに伏せたクマ。近くにはシカの死体。】


  


2013年7月4日木曜日

太るクマ、痩せるクマ。
















昨年の北関東は、クマの主要な秋季の餌資源であるミズナラのドングリの成りが悪く、出没も増加しました。その影響か、今年は痩せてるクマを多く見かけます。

一方、添付画像の上、2頭のクマは、丸々と太っていて、栄養状態の良さが伺えます。昨年は、日光側でブナが良く成っていた為、これらのクマはブナを食べていたのでしょう。
...
おそらく、過去の経験から『ミズナラ不昨年をどう乗り切るか・・』を熟知していたクマは、日光側のブナに走ったのではないでしょうか。画像のクマは全て同地域に生息するクマですが、若いクマほど痩せている印象です。

今年こそ、実りの秋になると良いのですが、梅雨の渇水が山の実りにどんな影響を及ぼすか、少し心配しています。