2011年12月15日木曜日

冬眠

場所や年によりけりですが、もうそろそろクマたちは冬眠に入る頃です。
来年の4-5月までは撮影するチャンスがない。
クマが冬眠している間は、なんと退屈なのだろう。


【来年撮りたいなぁと思っているテーマ】

・新緑のミズナラの芽を食べるクマ
・ズミの花を食べるクマ
・交尾しているクマ(宝くじが当たるようなものだけど)
・ミズナラのどんぐりを食べるクマ
・親仔連れ
・バンビを捕食するクマ


一つでもいいから撮影してみたい。
“どの時期に、どこを登ればそういうシーンに出会えるか”を
日々考えながら作戦を練っています。

ズミの花と新緑のミズナラは5月‐6月がチャンス。
野生動物との出会いは、知識と経験と運次第。
カメラを新調したばかりで、写真も動画もへたっぴなので、
冬の間は練習がてら猿でも撮りに行こうかな。


「タカノツメにクマの爪」

















2011年12月13日火曜日

クマとシカ

ツキノワグマは何を食べているの?とよく聞かれますが、
クマは雑食性なので基本的にはなんでも食べます。
季節によって主要な餌は変わりますが、
増加の一途をたどるシカの恩恵は、
季節全般を通じてかなり受けていると思われます。

初夏には仔ジカを。
(あまり早く動けないのでクマにとっては絶好のごちそう)















死体を見つければ、死肉も食べます。













シカの毛が混じった糞もよく見かけます。


海外では増えすぎたシカが植生を破壊した結果、
クマの重要な餌(その地域では)であるベリー類が減少し、
シカがクマに負の影響を与えていると
論じている論文もあるそうですが、
日本の場合はどうなんでしょうね。
逆に日本では、シカの存在はクマにとって
プラスなのかもしれません。

一枚目:2009.06.06 栃木県日光市
二枚目:2010.07.30 栃木県日光市

親仔グマ

仔連れのクマにはなかなか出合えないのですが、
ほのぼのとしたシーンを撮れました。


2009.0711 栃木県日光市